【表題】 リパーゼ生産菌を用いた油脂含有排水処理設備

【著者名】 加藤明徳;武智照道;小関正信;伊崎和夫;佐藤三生男;奥田慎一
【所属】 住友重機械工業(株);仙南農産加工農協連;東北大学農学部;八戸工業大学
【発行年】 1992
【雑誌名】 PPM
【巻】 23−7
【頁】 19−22
【要約】 動物や植物の油脂を多量に含む排水については油脂を分離除去した後に、活性汚泥法等で処理を行うのが通常である。とくに食肉センターや水産加工場等から排出される排水は、ピットを用いた自然浮上や加圧浮上装置で、油脂を分離除去する方法が用いられている。しかし、これらの方法においては分離工程における装置の維持管理上の問題や、分離油脂をすみやかに処分しないと、油脂分と一緒に含まれるタンパク質が腐敗し、臭気やハエが発生する等の問題があった。このような問題を解決するため、油脂分解酵素(リパーゼ)を生産する微生物を利用する方法を検討した。その結果、多数のリパーゼ生産菌を検索分離するすることができた。これらリパーゼ生産菌の中でもNo.6株とNo.351株は、それぞれシュードモナス属およびバシラス属に属する好気性細菌であり、リパーゼを生産するだけでなく、リパーゼ分解産物である脂肪酸も分解除去できる排水処理に適した優良菌株であった。これら2菌株を用いて、食肉センターで豚腸をボイルしたときに排出される、湯洗排水(ボイル排水)の室内処理試験を実施した。処理試験はボイル排水に含まれる油脂を基質とし、リパーゼ生産菌を培養する方法で油脂の分解除去を行った。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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