【表題】 吸着材併用型生物脱臭法(B-DOシステム)による汚泥乾燥機スクラバー排ガスの臭気除去

【著者名】 長谷川 進
【所属】 神鋼パンテック(株)
【発行年】 1991
【雑誌名】 PPM
【巻】 22−1
【頁】 21−26
【要約】 下水道の普及に伴い終末処理場より発生する汚泥の発生量は年々増加している。そこで、大都市圏において、汚泥の集約処理が検討され、現在、発生汚泥量の約55%が焼却あるいは溶融処理されるようになっている。この場合、燃料費節減のため、焼却炉の廃熱を利用して汚泥の予熱乾燥が行われるが、この時発生する臭気の処理が問題視されつつある。代表的な汚泥乾燥工程では、乾燥機を出た排ガスはスクラバーにより冷却、除湿、除塵され、予熱器で予熱され循環使用される。この際、乾燥機内での蒸気発生等による増加ガスを余剰ガスとして系外に取り出している。この余剰ガス(高濃度臭気)はエアチャンバーに送られ、そこで、投入ホッパー、コンベアー等からの臭気ガス(低濃度臭気)と混合され、一部は焼却炉燃焼用空気用として用いられる。その他のガスは通常土壌脱臭により処理されている。層高400mmの特殊吸着材充填層に、低濃度臭気を通気速度(LV)0.1m/sで下向流に通気した場合(SV=900h−1)の臭気濃度除去率および原臭、処理臭の臭気濃度経日変化を以下に示した。臭気濃度除去率は原臭濃度に影響され、原臭濃度が高いほど除去率が高くなる傾向にある。すなわち、入口濃臭度の大幅な上昇に対し、処理臭濃度が上昇し小さい傾向を示す。このことは、本法が比較的高濃度臭気の処理に適しており、実設備においては本法を前段処理に用い、活性炭吸着法等を後段処理とする方法が効果的であることを示唆している。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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