【表題】 水晶発振子を用いた生体感応型においセンサ

【著者名】 岡畑恵雄
【所属】 東京工業大学
【発行年】 1991
【雑誌名】 PPM
【巻】 22−1
【頁】 15−20
【要約】 著者らは水晶発振子をデバイスに用い、合成脂質膜被覆水晶発振子を用いると、気相中や水相中で匂い物質が脂質膜に吸着する過程が振動数の経時変化からモニターできることを最近みつけた。このシステムを用いれば、人間の感覚に近い形で匂い物質のセンシングができ、これまで困難であった匂い物質の定量や強度の決定が正確にできることが期待される。9MHz ATカットの市販の水晶発振子電極上に合成脂質膜2C18N+2C1/PSS−をクロロホルム溶液からキャストした。この膜はジアルキルアンモニウム塩(2C18N+2C1)二分子膜とポリ(スチレンスルホン酸)(PSS−)のイオンコンプレックスから成り、発振子上で基板に対して平行な二分子膜ラメラ構造をとることが確かめられている。2C18N+2Cl/PSS−膜は水溶液中でもはがれず、丈夫な多重二分子膜構造をとっているので、生体膜脂質部分のモデル膜として使用している。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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