【表題】 下水汚泥溶融、焼却技術の最前線

【著者名】 西川 進
【所属】 三菱重工業(株)
【発行年】 1991
【雑誌名】 PPM
【巻】 22−2
【頁】 44−53
【要約】 酸素富化燃焼は近年PSA式(Pressure Swing Adsorption)酸素製造技術の高性能、低コスト化に伴い各方面で利用されてきている。PSA方式は従来の深冷法に比べ作動圧力、温度が常圧常温に近く、動力源単位も低く酸素が製造できる。このほか運転が容易で特別の資格も必要ないことから、汚泥処理の分野でも利用可能な技術となっている。この酸素富化燃焼を下水汚泥溶融炉に組み入れると、つぎの特徴が得られる。@酸素富化量の調節により、溶融に必要な高温が容易に得られる。A溶融のための助剤(塩基度調整用)が必要で、スラグ排出量が少なく、炉温調節で安定なスラグの流下状態が容易に得られる。B溶融炉に必要な補助燃料量が少なく、また排ガス量が少ないため、消費電力、燃費が低減でき、低ランニングコストの運転が可能である。代表的な三つの炉形式を比較し、下水汚泥に最適な基本型式として、汚泥バーナを旋回方向に配した堅型上向旋回流溶融炉を選定した。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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