【表題】 最近の消臭剤および脱臭法について(上)

【著者名】 西田耕之助
【所属】 京都大学工学部
【発行年】 1991
【雑誌名】 PPM
【巻】 22−2
【頁】 2−8
【要約】 悪臭の防止、除去に適用される技術の原理は、ガス洗浄による吸収(物理、化学的)、吸着、酸化分解、還元除去、感覚的対策などが主である。ある種のにおいが存在するときに、新たに別のにおい物質を添加することによって、においの感覚的大きさや質の変化、におい感覚を通してイメージの変化、さらには腐敗防止や殺虫、殺菌などの実用的効果を目的とした広義の香料、香製品の利用は、あらゆる分野に及んでいる。されらのなかで、においの質的変化による効果を主な目的とするものが、消臭剤、防臭剤、脱臭剤あるいはデオトラントで、特に芳香性の添加剤が主流を占め、芳香消臭剤とも呼ばれるが、これらの呼称は混乱している。このカテゴリーに入る市販品目とその内容の説明が次のようにあごられている。イ.脱臭剤(Deodorising agant)・・・一般に臭気を除去する目的に使用されるもの。ロ.消臭剤・・・化学反応で臭気除去できるもの。ハ.芳香剤・・・臭気を他のにおいで隠ぺい(Masking)するもの。ニ.防臭剤・・・臭気の発散を防ぐもの。しかし、この定義は、脱臭剤が消臭剤、芳香剤、および防臭剤の全てを包含した概念になっており、それぞれの機能、特性が異なることから正確ではない。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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