【表題】 直接液化(油化)技術の研究

【著者名】 小山 実
【所属】 通産省工業技術院化学技術研究所
【発行年】 1991
【雑誌名】 PPM
【巻】 22−5
【頁】 4−14
【要約】 CO2の汚染源にならないという重要な評価が加わり、バイオマスは地球規模でみて量的にも、経済的にももっとも可能性が大きいエネルギー資源の一つである。しかし現在のところ、バイオマスから石油に代わる液体燃料を製造するコストは、世界の石油製品の市場価格に対して2倍程度になると推定されている。バイオマスの液化技術は原料がリグノセルロース(木やわら等)の場合と、澱粉や糖のような農業産物の場合があるが、リグノセルロースの液化技術が重要である。リグノセルロースの液化技術には、熱化学的変換法(ガス化−合成を経由する間接液化法および直接液化法)および木材中のセルロースを糖化し、アルコール発酵を経由する生化学的変換法がある。いずれの技術も重要であるが、ここで取り上げる熱化学変換法の中の直接液化法は、石油危機以後もっとも大きく進歩し、経済的な可能性も大きいので特に重要である。溶媒(キャリヤー)に混合したバイオマス・スラリーを高温・高圧で数10分間程度熱分解処理して液化する方法である。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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