【表題】 悪臭公害の現状と課題

【著者名】 岩崎好陽
【所属】 東京都環境科学研究所
【発行年】 1991
【雑誌名】 PPM
【巻】 22−8
【頁】 8−13
【要約】 悪臭の苦情は、各年度ごとに各都道府県で整理されており、また、全国的には、環境庁において取りまとめられている。全国の悪臭に関する苦情件数は、1972年度にもっとも多く21,576件に達したが、悪臭防止法の施行にともない、その後減少の傾向を示してきた。1980年度以降は年間ほぼ13,000件台と安定した値となっているが、ここ数年は多少減少の傾向もうかがえる。環境庁がまとめたもっとも新しい統計である1989年度の悪臭の苦情件数と、その比率を過去4年間を含めて業種別に示した。全国的には養牛・養豚・養鶏などの畜産農業関係が、苦情の比率が最も高く、約26%を占めている。この比率の傾向は、この4年間(1986〜1989年度)あまり大きな変動はない。「その他の製造工場」には、塗装工場、印刷工場なども含まれる。また「サービス業その他」には、し尿処理場・へい獣取扱場・飲食店・クリーニング店などが含まれる。悪臭苦情の内容も地域によって大きく異なっている。東京都のように都市部においては、「畜産・農業」関係は少なく、反対に塗装工場、印刷工場ないしは「サービス業その他」に関する苦情が多くなる。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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