【表題】 湖沼の水圏生態系に及ぼす界面活性剤のマイクロコズムシステムを用いた影響評価

【著者名】 高松良江;稲森悠平;松村正利;須藤隆一
【所属】 筑波大学農学研究科;国立環境研究所;東北大学工学部
【発行年】 1995
【雑誌名】 水環境学会誌
【巻】 18−10
【頁】 784−793
【要約】 水圏微生物生態系モデルエコシステムであるマイクロコズムを用いて界面活性剤の湖沼等の水圏生態系に及ぼす影響をマイクロコズムを構成する生産者、捕食者、分解者の消長パターンから特に無影響濃度(NOEC)の観点に立って評価を行った。その結果マイクロコズム生態系の構成生物としての細菌類、緑藻類、糸状藍藻類、原生動物繊毛虫類、後生動物輪虫類、後生動物貧毛類の個体数、ATP量ともに影響の観察されない濃度は、LAS添加系では1.5mg・L-1、純石けん添加系では30mg・L-1までであることがわかった。このことから水域に排出される界面活性剤の濃度がこの程度までであれば自浄作用も適正に進行し湖沼の環境保全を行う上で自然生態系の物質循環やエネルギーフローに影響を及ぼす可能性が低く、環境浄化に貢献している微小動物の浄化能力にも影響を及ぼさないと推察された。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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