【表題】 牛糞尿の発酵促進とアンモニア揮散抑制

【著者名】 湊 啓子
【所属】 北海道農業試験場
【発行年】 1999
【雑誌名】 北農
【巻】 66−2
【頁】 104−106
【要約】 牛糞尿敷料混合物に酸性肥料である過リン酸石灰を混合し、堆肥化過程でのpHの上昇を抑制することでアンモニア揮散の抑制を試みた。その結果、過リン酸石灰を2.5%程度混合することでpHは7前後に低下し、アンモニア揮散を抑制することが可能であった。また、肉牛肥育牛舎から排出される糞尿敷料混合物の堆積時に、過リン酸石灰を混合し実規模レベルで堆肥化試験を行ったところ、堆肥化過程のpHは無添加区で9前後であったのに対し過リン酸石灰混合区では7〜8の間に抑えられ、堆肥から揮散するアンモニアはわずかであった。過リン酸石灰及び腐熟堆肥の混合は、ともにアンモニア揮散を抑制するが、その機序は全く異なる。そのため、堆肥中に残存する無機態窒素の形態は異なる。過リン酸石灰を混合した場合は、堆肥中にアンモニア態窒素として多く保存される。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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