【表題】 農業と生物多様性の保全−水田での共存を考える−

【著者名】 守山 弘
【所属】 農業環境技術研究所
【発行年】 1999
【雑誌名】 農林水産技術研究ジャーナル
【巻】 22−5
【頁】 28−35
【要約】 水田の立地は河川の後背湿地や河川が運んだ土砂を海が止めてつくった沖積低地で、そこに棲む生物は海進の影響により純淡水魚が少ない構成になっている。この環境にブルーギルやスクミリンゴガイなど外来生物が持ち込まれると大発生し、農業や漁業に被害を与える。伝統的な水田では水田−灌漑水路のつながりが河川から後背湿地に入って産卵する魚類とそれを餌にする鳥類を生息させ、耕起が開けた浅い水面を必要とするシギ・チドリ類を生息させてきた。だからこれらの生物を守れば外来生物を食物連鎖に組み込んで大発生を抑えることが可能になる。それには都市住民との契約栽培により水田を生物担保保全の場とする方法がある。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


[ 新規掲載リスト ] のページ に戻る