【表題】 家畜ふん堆肥の腐熟度についての考え方

【著者名】 原田靖生
【所属】 農林水産省畜産試験場
【発行年】 1983
【雑誌名】 畜産の研究
【巻】 37(37−9)
【頁】 1079−1086
【要約】 わが国では、堆肥の程度を表す用語として、“腐熟度”が用いられている。外国では腐熟度に相当する用語として分解度(degree of decomposition)、腐朽度(degree of rotting)、安定度(degree of stability)、熟度(degree of maturity)などが用いられている。近年稲わらやオガクなどが入手困難になったことから、プラスチックハウスで乾燥した家畜ふんを混合して水分調整を行い堆肥化する方式、あるいは出来上がって水分含量が低下した堆肥の一部を再び生ふんに混合する連続堆肥化方式などが広く用いられるようになった。畜種や飼料の種類によって違いはあるが、家畜ふんは一般的に窒素含量が高く、従ってC/N比(炭素率)が低く、きわめて分解されやすい資材である。これを未熟なまま施用すれば、ふん中に多量に含まれる各種の易分解性有機物質が急激に分解し、有機態窒素の無機化が激しく起こり、土壌中で無機態窒素の濃度が高くなる。とくにアンモニア態窒素の濃度が高くなると作物が生育障害を起こすことで知られている。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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