【表題】 牛ふんの堆肥調整試験

【著者名】 佐野 豊;鎌田隆義;月森幸雄
【所属】 島根県畜産試験場
【発行年】 1983
【雑誌名】 島根県畜産試験場研究報告
【巻】 19
【頁】 51−60
【要約】 堆肥調整上から、堆肥の安全な施用基準を検討するために、オガクズを敷料とした牛ふん尿の堆肥化及び固液分離牛ふんの堆肥化試験を実施した。オガクズを敷料として利用した高水分条件下のオガクズ堆肥の品温の推移を見ると、堆積開始初期には品温の上昇がほとんど認められず、堆積開始後約30日目に最高の品温を示した。また、堆肥調整後68日目の第4回目の切り返し時以降、表層下15cmと表層下50cmとの品温の較差は少なくなった。固液分離牛ふん堆肥の品温は堆積開始後2日目に最高となった。また、堆肥調整後54日目頃、すなわち第2回切り返し後15日目に表層下15cmと表層下50cmとの品温の較差は少なくなった。オガクズを敷料としオガクズ牛ふん尿堆肥のCO2ガス発生量は堆肥材料で最も多く、添加全C中の44.1%がCO2ガスとなることを示した。一方、堆肥調整後68日目のものでは9.1%、堆肥調整終了時のものでは7.1%のCO2ガスの発生率となった。したがってCO2ガスの発生量からみて、堆肥調整後約70日を経過すれば、易分解性有機物は著しく減少することを示し、堆肥として安全に利用し得ることが判明した。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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