【表題】 「醗酵オガクズ豚舎」にみられた急性豚蟯虫症の発生状況と寄生虫学的検査

【著者名】 藤原三男;光畑 稔;池田逸夫;平 詔亨
【所属】 岡山県家畜病性鑑定所;岡山県高梁家畜保健衛生所;全農協連家畜保健衛生所;農林水産省家畜衛生試験場九州支場;
【発行年】 1985
【雑誌名】 日獣会誌
【巻】 38
【頁】 231−235
【要約】 1983年6月、岡山県下の一肥育養豚場において、水様性下痢、粘血便、飲水欲亢進および腰萎を主徴とする豚蟯虫症が発生し、4カ月齢の豚363頭中8頭が死亡した。この養豚場は1982年6月、「醗酵オガクズ豚舎」として開設されたもので、糞尿を豚舎外にだすことなく、多量のオガクズと菌類による醗酵によって舎内で処理する管理方式であった。病変は大腸にのみ認められた。すなわち、盲腸、結腸および直腸の粘膜には重度のカタール性炎があり、この部位に多数の線虫が寄生していた。全豚房のオガクズを浮遊法で検査したところ、発育している豚蟯虫卵がA豚舎で20/50房、B豚舎で9/50房から検出された。本症は、Parbendazole またはFlubendazoleの投与によって回復した。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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