【表題】 体長数ミリの豚鞭虫幼若虫の寄生による発酵オガクズ豚舎の肥育豚における死亡事故と予防治療の試み

【著者名】 手塚博愛;平 詔亨
【所属】 鹿児島県南薩家家畜保健衛生所;家畜衛生試験場
【発行年】 1986
【雑誌名】 畜産の研究
【巻】 40
【頁】 745−748
【要約】 発酵酵オガクズ豚舎開始後約1年目の一養豚場で、豚鞭虫症の集団発生があり、鑑定殺を含む6頭が死亡した。鑑定殺豚の大腸から、虫体長数ミリ程度の小さな豚鞭虫幼若虫が多数検出された。これは肉眼ではほとんど確認できない小さな虫体であった。今回の事故の特徴は、このように極めて小さな豚鞭虫幼若虫だけの寄生による死亡であった。発症豚房のオガクズ及び豚の糞便には、比較的多量の豚鞭虫卵が認められた。オガクズを敷料とする環境は、寄生虫の発育と感染に好的な条件であり、幾つかの寄生虫ではその高度感染が起こり得る。そのため、それまでは単にその存在だけが知られ病害性が不明であった寄生虫でも、極めて高度な感染によって新しい寄生虫性疾病として重要になってくる可能性がある。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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