【表題】 一発酵酵オガクズ豚舎における急性豚鞭虫幼症の発生状況と薬剤添加飼料による発症予防の試み

【著者名】 横峯 弘;平 詔亨
【所属】 鹿児島県曾於家畜保健衛生所;農林水産省家畜衛生試験場九州支場
【発行年】 1986
【雑誌名】 日獣会誌
【巻】 39
【頁】 704−708
【要約】 1985年5月、開設後7カ月の一発酵酵オガクズ豚舎の肥育豚に急性豚鞭虫症が発生し、79頭中6頭が死亡した。発生時のオガクズの検査では、すべての豚房から含子中卵を含む発育過程にある豚鞭虫症が検出された。畜主はオガクズを取り替えることなしにしのまま次の子豚を導入することとしたため、この導入豚を対象としてM剤添加群とF剤投与群を設定し、豚鞭虫症の発症予防試験を行った。試験期間中すべての豚房のオガクズから多数の鞭虫卵が検出されたが、M剤添加群および計画とおり投薬したF剤投与群では発症豚は認められなかった。ところが、、F剤投与群のうち第4回目の投薬を省略した3豚中2豚房において第3回目投薬後17日目よりあわせて20頭中7頭が発症した。今回の実験成績は、ブルベンダゾールの定期的応用ならびに30ppmクエン酸モランテル添加飼料が、オガクズ豚舎での豚鞭虫感染による発症に対して予防的な効果があったことを示唆する。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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