【表題】 昆虫による鶏糞処理並びに虫体の飼料化試験

【著者名】 蔵本博久;遠藤国雄
【所属】 茨城県養鶏試験場;(有)茨城畜産コンサルタント
【発行年】 1989
【雑誌名】 茨城県養鶏試験場研究報告
【巻】 23
【頁】 69−73
【要約】 イエバエの幼虫を利用して鶏糞を処理するともに、イエバエを回収し乾燥殺菌をして飼料として利用する技術の開発について検討し次の結果を得た。イエバエは繁殖力が旺盛で狭い空間でも後尾産卵するため、室内で体量椎いくが可能であり冬期でも温度を25〜30℃保てば後尾産卵するため一年中利用が出来る。イエバエの採卵はマウス固型飼料を膨軟化したものを産卵用培地とした結果、産卵が良好で卵の分離も容易であった。新鮮鶏卵100gに対してイエバエ卵を70mg接種したものが鶏糞の処理及び蛹の採取量が優れていた。蛹の回収は発砲スチロールに直径5〜7mmの穴をあけ、これを回収容器として使用したところ高い率で回収できた。乾燥したイエバエ蛹の粗成を分析した結果、魚粉に匹敵する粗蛋白があった。ブロイラーに市販飼料とその飼料の魚粉の代替えとしてイエバエ蛹を混ぜた飼料を給与した結果、発育体重及び増体量に差はなく、飼料要求率は優れていた。以上のことから、イエバエの幼虫を利用して鶏糞を処理し、蛹を回収して飼料として利用できると思われるが消費面からの感覚的な面もあり、その取り扱いには充分留意する必要がある。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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