【表題】 人畜糞尿の好気的発酵処理

【著者名】 大森信章
【所属】 岡山県農業試験場
【発行年】 1981
【雑誌名】 農業技術
【巻】 37
【頁】 169−171
【要約】 農村の集落単位で生産される人畜糞尿混合物を固液分離し、生産された液状厩肥を好気的発酵処理し肥料として有効利用する試験を、実用的な施設を建設して検討した。その結果、消泡対策に問題点がみられたが、適正曝気量を掌握することができ、病原微生物と寄生虫(卵)に対する安全性の確認、および液状厩肥の理化学的性状を明らかにすることができ、人畜混合処理の実用化とその利用に明るい見とおしをえた。しかし、完熟液状厩肥の肥料成分換算価格は、当試験結果から試算して一般化成肥料の1.7倍程度の割高となり、特に電力量が大きな比重を占めるので、間欠運転などにより適正な曝気方法を確立し、液状厩肥の肥料コストの低下を図る必要があろう。一方、完熟液状厩肥の作物別施用法についてはコムギ、ハトムギ、キャベツ、チャ、クワを対象として検討中であり、すでにコムギ、キャベツについては、液状厩肥の作物上からの散布でも糞尿付着による作物の生育抑制、濃度障害はなく肥効の高いことを認めた。
【要約者】 林 孝

[ 2002/01/28 掲載 ]


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