【表題】 Effects of dietary ingredients on manure characteristics and odorous emissions from swine(給与飼料の成分が豚の排泄物の性質と臭気発生に及ぼす影響)

【著者名】 Gralapp AK, Powers W J, Faust MA, Bundy DS
【所属】 アイオワ州立大学畜産学科・農業及びバイオシステ工学科
【発行年】 2002
【雑誌名】 J. Anim. Sci.
【巻】 80
【頁】 1512−1519
【要約】 給与飼料に特定の成分を配合することが排せつ物の性質と臭気に及ぼす影響を明らかするために2つの飼養試験を行った。試験1では、72頭の豚を用いてアルコール工業乾燥残さ(DDGS)と溶解物質を共にを飼料に配合して豚の増体成績、排せつ物の性質及び臭気の発生に及ぼす影響を調べた。試験区はDDGSの配合を0、5、10%とし、6つの4週間給与期間に与えた。第1週は飼料馴化期間とした。供試豚は1処理区2室とし1室6頭ずつ収容した。供試験豚はこれまで試験等を経験したことがなく、平均体重は85.6kgであった。供試飼料は4回繰り返して調製された。室の下には浅いふん尿貯留ピットを設け、週1回7日目に清掃した。毎週4日目と7日目に各室から化学分析のためのふん尿ピット試料と臭気検査のための空気試料を採取した。試験処理の増体成績に対する影響は認められなかった。臭気希釈閾値に対する試験処理の影響は有意ではなかったが、飼料中のDDGSの増加にともなって臭気濃度が高くなる傾向がみられた(P=0.16)。すべての処理区を通じて臭気希釈閾値はふん尿貯留4日目より7日目の方が大きかった(P<0.01)。ふん尿の成分には処理区による差が認められなかった。試験2では、約5週齢の離乳子豚を同一蛋白含量の飼料に、血粉を0、1.5、3%混合して給与した。供試子豚は1処理区3頭ずつ1室に収容した。2つの4週間の飼養試験にはこれまで試験などを経験したことのない子豚を用いた。第1期には3%血粉飼料を4室のうち2室に与え0、1.5%はそれぞれ1室とした。第2期には0%血粉飼料を2室に与え、1.5、3%はそれぞれ1室とした。化学分析のためのふん尿試料と臭気検査のための空気試料は、試験第2週から第4週の間、各週4日目と6日目に各室から採取した。臭気希釈閾値に対する処理の影響は認められなかった(P=0.30)。ふん尿貯留日数6日と4日の臭気希釈閾値の差は6日目が有意に大きかった(P<0.01)ふん尿成分は貯留期間による差がなかった。これらの結果は、短期間の経過でも貯留日数の経過が臭気の発生を強めることを示唆している。
【要約者】 渡邉昭三

[ 2004/01/21 掲載 ]


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