【表題】 ショ糖溶液を用いて比重分画した実下水処理りン除去汚泥のキノンプロファイル解析

【著者名】 藤田昌史;古米弘明;中島典之
【所属】 豊橋技術科学大学エコロジー工学系;東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
【発行年】 2002
【雑誌名】 水環境学会誌
【巻】 25−12
【頁】 757−761
【要約】 ショ糖溶液を用いることにより,ポリリン酸蓄積細菌群とその他の細菌との比重差を利用して,実下水を処理するリン除去汚泥を分画する方法を検討した。また,汚泥のリン含有率が異なる分画汚泥間のキノンプロファイノレの違いを調べた。4%パラホルムアルデヒドにより汚泥を固定するとともにショ糖溶液を氷冷することにより,シヨ糖溶液の浸透圧による溶菌を抑制する効果があった。MLSSが4000mg-SS・L-1程度の汚泥を高速回転式ホモジナイザーで分散処理(φ2cm,3500rpm)する場合,15分程度の処理時間が適切であった。ショ糖濃度を51.2%に設定したケースでは,上層よりも下層で相対的にリン含有率が高い汚泥が分画された。これらのキノンプロファイルを比較したところ,検出された10種類のキノン種のうち,Q-8およびMK-7が,上層よりも下層で高い割合で存在していたことの有意性が確認された。本手法は,ポリリン酸蓄積細菌群のバイオマーカーを探索する際,有効な方法となる可能性が示された。
【要約者】 渡邉昭三

[ 2004/01/21 掲載 ]


[ 新規掲載リスト ] のページ に戻る