【表題】 有機性廃棄物の凍結乾燥処理

【著者名】 岩堀恵祐;本多俊一
【所属】 静岡県立大学環境科学研究所;静岡県立大学大学院生活健康科学研究科
【発行年】 2003
【雑誌名】 用水と廃水
【巻】 45−8
【頁】 772−778
【要約】 著者らは、廃棄物の処理の基本概念は減容化にあるとし、また下水汚泥のなかに存在するセルロースに着目し、適切な処理によりバイオマスとして資源化することを提唱し、その減容化技術に一つとして凍結乾燥処理法に着目している。本報告は実験室規模の冷気噴射による凍結促進と減圧条件下での昇華作用による水分除去を特徴とする凍結乾燥機を試作して、下水汚泥と食堂残渣の凍結乾燥処理実験を行った。凍結乾燥装置は、含水率80〜99w/w%の試料を含水率約12w/w%まで凍結乾燥が可能であり、また昇華作用により分離された水分も回収できた。一般的に凍結乾燥法は処理コストが割高であるが、液化天然ガス(LNG)廃冷熱を冷媒に利用するシステムが可能な場合には凍結乾燥処理コストは現行の処理コスト程度に抑えられると試算している。更に、凍結乾燥装置の小型化を行うことで、有機性廃棄物の迅速な処理・回収が可能であり、様々な適用が期待されるとしている。
【要約者】 渡邉昭三

[ 2005/03/15 掲載 ]


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