【表題】 硝酸態窒素の地下水への流出機構 地下水面をもつ土壌カラム試験

【著者名】 小川吉雄;陽 捷行
【所属】 農林水産省農業研究センター
【発行年】 199
【雑誌名】 日本土壌肥料学会講演要旨集
【巻】 37
【頁】 299(84)
【要約】 畑地からの浸透水中にはしばしば高濃度のNO3-Nが検出され、地下水への影響が懸念されている。しかし、地下水面上部では塚水からの毛管上昇により還元的な層が作られ、降下浸透したのNO3-Nが脱窒される可能性がある。そこで、地下水面をもつ土壌カラム内での脱窒能とNO3-Nの流出濃度の変化について調査した。採土円筒をつないで1mの土壌カラムを作り地下水を想定した水槽の上に立て、100mg/lのNO3-N溶液を流入して浸透試験を行った。脱窒菌の活動に必要な炭素源としてセルロースを土壌の2%添加した区(C区)と無添加区(NC区)で比較した。流出中のNO3-Nは平均値で流入濃度の75%(NC区)35%(C区)に低下していた。土壌の脱窒能を測定した結果、NC区では各部位とも1〜1.3mg/100g/day、C区では水面からの高さ30〜60cm(ほぼpF1.5〜1.8に相当)部位で4.5mg/100mg/dayと高い値を示した。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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