【表題】 傾斜草地における牛ふん尿の流出について

【著者名】 尾形 保;菅間道博;畠中哲哉;阿江教冶;小山田昭三
【所属】 農林水産省草地試験場
【発行年】 1978
【雑誌名】 草地試験場研究報告
【巻】 12
【頁】 106−124
【要約】 傾斜草地表面に散布または堆積された牛ふん尿成分の降雨による流出について調べた。試験圃場は、火山灰土壌(壌土)で、傾斜15°であり、降水(2年間で2,553mm)の草地表面流出率は約1.3%と相当低かった。液状ふん尿または化学肥料施用の場合、裸地では土砂と共にかなりの量の各種成分が流出したが、草地の場合は著しく低下し、それらの流出率(%)は、化学肥料で1.7(K)〜0.3(N、P)、ふん尿多量区で0.4(K)〜0.005(COD)であった。固形状の牛ふん堆積物からの流出水成分濃度(mg/l)は、T-N 8〜369、P 1.4〜45、K 36〜557、COD 59〜1,980で、時期により相当高い値となったが、草地表面約13mを流去する過程で、これらの値は10分の1以下となった。液状ふん尿散布の場合にも、その地表水は草地表面8mの流去により、各種成分濃度は無肥料区とほぼ同じ値にまで低下した。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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