【表題】 微生物と土壌破壊

【著者名】 西尾道徳
【所属】 農林水産省農業研究センター
【発行年】 1988
【雑誌名】 科学
【巻】 58
【頁】 639−650
【要約】 "土は生きている。"それは土の中の莫大な種類と数の微生物が、植物とともに物質循環を営み、土をたえず変化させているということである。今日、農業という人間の土への働きかけによって土の微生物相が変化し、作物生産に障害が生じている。本稿では土と農業の問題を微生物をポイントに考えてみる。くん蒸法で求めた土壌微生物の現存量は、通常の畑では1ha当たり、生体重で7t前後、乾物重で1.4t前後である。この内訳をみるとカビ゙が70〜75%、細菌が20〜25%、微生物以外のダニ、トビムシ、ミミズなどの土壌小動物が5%以下を占めている。この生体重で約7t/haのうちの約105KgがNである。105Kg/haというN量は、普通作物への化学肥料の施用量約100Kg N/haに匹敵する量であり、土壌のN経済で重要な位置を占めている。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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