【表題】 水稲の収量変動に及ぼす堆肥施用量と窒素施用量との関係

【著者名】 大山信雄;佐藤智男;住田弘一;白石道夫
【所属】 農林水産省東北農業試験場;住友化学(株)
【発行年】 1983
【雑誌名】 東北農業研究
【巻】 33
【頁】 49−50
【要約】 窒素肥料の施用量の多少によって、堆肥の効果が異なるためと推定されるので、堆肥施用量と窒素施用量のちがいが、水稲の生育、収量及び窒素吸収量に及ぼす影響について検討した。13年間の堆肥連用に伴い、作土の肥沃度は高まった。すなわち、堆肥の施用量が増すにつれて、作土の有機物含量(全炭素)及び窒素肥沃度(全窒素、アンモニア生成量)はほぼ直線的に高くなった。堆肥を多量に施用しても、土壌、堆肥、肥料の3者からの窒素供給量の総量が水稲の窒素要求量を上回れば、かえって減収することを示している。冷害年には、一般に生育量は小さく、収量は低下し、窒素要求量が小さくなる傾向があるが、堆肥連用田においては、堆肥連用年数が多いほど、また、施用量が多いほど土壌の窒素供給量が増大しているので、それに対応して窒素肥料の施用量を控えて、水稲が窒素過剰にならないよう留意することが大切である。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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