【表題】 家畜ふん尿施用に伴う養分吸収特性−特に施用成分窒素の作物による吸収利用率と収支について−

【著者名】 農技研アイソトープ研究室
【所属】 農林水産技術会議事務局
【発行年】 1977
【雑誌名】 農林水産技術会議事務局 研究成果 農林水産生態系における汚染物質の循環と指標生物に関する研究
【巻】 102
【頁】 42−53
【要約】 ふん尿の作物に対する窒素の肥効を化学肥料との対比により検討し、さらに土壌・作物系における動態・収支の計量化を試みるため重窒素15N追跡法による試験を行った。ふん尿多施により、作物の生育抑制や障害、体内の窒素(畑作物の場合は特に硝酸態)含量の増加、無機成分の変動等が見られた。土壌・水稲系における施用窒素の収支の計量化試験において、同一条件下(硫安換算3g/ポットを基肥として施用した場合)における1作期間中の施用窒素の動態を重窒素追跡法により比較してみると、水稲による吸収率、跡地土壌中の残存率、および溶脱率は、硫安施用の場合に43〜52%、13〜29%、0.2〜0.5%、15N標識家畜ふん(山羊、豚、牛の乾燥ふん)施用の場合には4〜19%、58〜71%、0.5〜1.1%の値を示した。上記の収支結果から、揮散および下層土中の残留を含めた損失率を概算すると、硫安施用の場合は24〜40%、家畜ふん施用の場合は19〜32%と推定される結果を得た。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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