【表題】 多雨地帯におけるソルガムの作期移動による窒素溶脱量の低減

【著者名】 小林義之;大嶋秀雄;長谷川 功;新美 洋
【所属】 農林水産省九州農業試験場
【発行年】 1991
【雑誌名】 日本土壌肥料学会講演要旨集
【巻】 37
【頁】 344(5)
【要約】 近年、農耕地からの窒素の流・排出が地下水を含む周辺環境の汚染源として注目されており、畑地管理に環境保全的な配慮が必要となりつつある。とくに多雨地帯では、夏作期の窒素溶脱量の低減が課題であり、生産面においても大きな影響を及ぼしている。慣行の5月播種、基肥・追肥を含め窒素(N)として47Kg/10a(きゅう肥由来27Kg)施用下で、ソルガム作期間の窒素溶脱量は年降雨量の多少により4〜28Kg/10aの変動が認められた。年次間の平均窒素溶脱量は18Kg/10a、ソルガムによる窒素吸収量は17Kg/10aであった。少雨・多雨年に関わらず下降移動する施肥窒素が浸透水に現れ始めるのは、一定の積算浸透水量に達した時期に認められた。窒素の溶脱は降雨量に支配され、多雨年では土壌の種類による影響は比較的小さかった。過去29カ年の気象データによれば、平均降雨量は5月播種の作期(5/8〜8/20)で1133mm、7月播種の作期(7/15〜10/5)で719mmであり、その窒素溶脱量はそれぞれ23.8Kg、9.9kg/10aと推察された。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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