【表題】 農業的土地利用と負荷の発生(V.霞ケ浦集水域における汚濁負荷の動態)

【著者名】 小川吉雄
【所属】 茨城県農業試験場
【発行年】 1986
【雑誌名】 日本土壌肥料学会講演要旨集
【巻】 32
【頁】 189−190(V−3)
【要約】 水田におけるN、Pの濃度 田面水中のN・P濃度を測定した。N・Pとも施肥直後に非常に高くなる。したがって施肥直後に落水すれば大量のN・Pの流出がある。流入負荷量と排出負荷量 負荷量は濃度と水量の積から求める。図-1に示した地区の単位水田における年間の負荷量を計算すると、Nの負荷量は降水負荷6.4、用水負荷15.3Kg/haの流入負荷に対して、地表排出13.1、浸透排出4.9Kg/haの排出負荷となり、差し引き排出負荷量は−3.7Kg/haとなった。集水域が明瞭な普通畑作物地帯(35ha)の地下水を7年間にわたって調査し、その水質と地下水流動量の経年変化から、N・Pの排出量を推定した。地下水中のNの大部分はNO3-Nであり、その濃度は0.5〜3.0mg/lで、Pはほとんど検出されず、Kは0.6〜1.1mg/lであった。モデルほ場におけるN・P収支 インプットとしての肥料N量は年平均342.5Kg/haであり、これを100とすると、アウトプットは作物吸収量56.5、溶脱量20.7、表面流去量0.1、土壌残存量17.8、未回収4.9であった。土壌浸透水中のNは99%がNO3-Nであった。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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