【表題】 家畜ふん尿の処理・利用に関する研究 (散水濾床法による豚舎汚水処理)

【著者名】 本多淳裕
【所属】 農林水産技術会議事務局
【発行年】 1974
【雑誌名】 農林水産技術会議事務局研究成果 家畜ふん尿の処理・利用に関する研究
【巻】 73
【頁】 124−133(255P)
【要約】 散水濾床というのは低部に集水できる勾配と、その水を排除できる配管があり、その上に多孔板やロストル様の濾床受けが設けられ、通常1〜2mの深さに濾材が充填されている。濾材は普通3〜7cmの大きさに砕いた花崗岩が用いられているが、鉱滓(製鉄所の廃物)、プラスチック、陶器などの濾材も使われている。散水濾床法はそのように、活性汚泥法とは構造、機構上著しい相違がある。1)余剰汚泥が少ない:濾材の表面に生成した生物を濾床生物、その生物が膜状となるので、それを生物膜という。それは当初、濾材の表面に付着しているが、汚水が続いて供給されると、先の生物膜の上に、さらに新しい生物膜が生成することになり、先の生物膜は新しい生物膜のために、空気の供給が絶たれてしまう。2)余剰汚泥の処分が容易:1)のように、余剰汚泥生成量の少ない長所と共に、その余剰汚泥の処分が容易である利点が上げられる。濾材から剥離した生物膜はその特性上、薄片状を呈している。3)維持管理が容易:1)2)のように、余剰汚泥処分の容易なことは維持管理上の大きい簡素化であるといえる。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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