【表題】 家畜ふん尿の処理・利用に関する研究 (無機薬物添加による凝集と濾過)

【著者名】 和賀井文作
【所属】 農林水産技術会議事務局
【発行年】 1974
【雑誌名】 農林水産技術会議事務局研究成果 家畜ふん尿の処理・利用に関する研究
【巻】 73
【頁】 158−163(255P)
【要約】 活性汚泥法は、家畜ふん尿の処理方法として最も迅速かつ能率的で、浄化効果も十分に期待することができるが、大量に生産される余剰汚泥を処理を処理、処分するには、なお、改善の余地が大きく、とくに、経済上のネックがある。余剰汚泥の適切な処理方法を追究するためには、まずそれらの各種の物理的ならびに化学的な性状を検討しなければならない。そこで、今回は余剰汚泥の理化学的性状のひとつとして、余剰汚泥の粒径分布、容積と水分との関係、加圧濾過による脱離液および脱水ケーキの性状ならびに凝集剤の添加による汚泥の沈降と濾過などについて調べた。活性汚泥処理中に発生する余剰汚泥(SSとして13,000〜24,000ppm)の適当な処理方法を追究し、つぎの結果を得た。余剰汚泥の特性として0.42mm以上の比較的粒径の大きい余剰汚泥は、高濃度の場合13%、低濃度の場合3%を示した。また0.074mm以下の微細な粒径は高濃度の場合約50%、低濃度の場合約67%を占め、汚泥の固液分離を極めて困難にしている。余剰汚泥の脱水ケーキの粗蛋白質は約26%粗灰分は20%前後であった。余剰汚泥の凝集ならびに分離効果として、石灰とMgCl2、FeCl2、FeSO4、ZnSO4との併用試験を行った。その結果、大腸菌群数は石灰添加により陰性となり、石灰とMgCl2の併用が最も効果的であった。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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