【表題】 水稲の生育収量に及ぼす稲わらの多量施用の影響

【著者名】 未入力
【所属】 農林水産省東北農業試験場
【発行年】 1986
【雑誌名】 東北農業研究
【巻】 39
【頁】 69−70
【要約】 10a当たり1tの稲わらを連年施用し、これまで稲わら施用により問題になると言われている水稲の初期生育の抑制や、水稲による養分吸収阻害、水稲の収量に対する影響について年次推移を見ながら検討した。稲わらの多量還元は、施用歴の浅い年次には特に生育初期において著しい生育抑制が見られた。移植後3週間余り経過した6月中旬の生育は、初年目には草丈、茎数とも約15%程度抑制され、幼穂形成期における乾物重は30%以上も抑えられた。その後生育ステージが進につれて生育は回復し、成熟期における稈長、穂数は稲わら無施用区とはほとんど差はみられなかった。しかし、乾物重については特にわら重が小さく10%以上の抑制が見られた。稲わら多量還元も年次を経るにつれて生育抑制は小さくなり、連用3年目には成熟期までにはほぼ回復し、連用4年目には草丈の抑制が生育初期にやや見られるものの、乾物重はほとんど大差なくなった。稲わら還元初年目、2年目は稲わら無施用区とほぼ同じ収量水準にあったが、3年目には増収(収量指数104)に転じ、4年目には約10%の増収が得られた。
【要約者】 林 孝

[ 00/10/01 掲載 ]


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