【表題】 生産現場での消毒・害虫防除−鶏舎のイエバエ防除に対する土着天敵昆虫利用の可能性

【著者名】 脇阪浩
【所属】 栃木県畜産試験場
【発行年】 2007
【雑誌名】 養鶏の友
【巻】 543
【頁】 38−41
【要約】 養鶏農家におけるイエバエ防除に土着天敵昆虫の利用による防除法の可能性について紹介した。土着天敵としてイエバエの卵や幼虫を補食する「ガイマイゴミムシダマシ(ガイマイ)」と「クロチビエンマムシ(クロチビ)」という昆虫を用いた。これらは栃木県内に広く分布しその生息数も多い。ガイマイとクロチビ昆虫の養鶏現場での利用性をためした結果、ガイマイの成虫では顕著な蛹化抑制は確認されなかったが、幼虫では蛹化率の低下が確認できた。一方、クロチビの成虫では、ハエの蛹はひとつも確認できず、高い蛹化抑制効果があった。ハエの発生が抑えきれない場合には、最低限の薬剤を用いることが効果的である。市販されている殺虫剤に対する昆虫の感受性を調べた結果、春期には、天敵昆虫を増殖させるためプロチホスだけを利用、ハエの発生が多くなったらシロマジンを併用し、ガイマイが過剰に増殖した場合は、フェニトロチオンで制御することなどを述べた。
【要約者】 小堤 恭平

[ 2008/09/19 掲載 ]


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