【表題】 たい肥生産とその利活用(上)−資源循環のための良質たい肥化技術−成型たい肥を利用した飼料イネ栽培−水田における畜ふんたい肥利用の拡大に向けて−

【著者名】 原嘉隆
【所属】 九州・沖縄農業研究センター
【発行年】 2007
【雑誌名】 畜産コンサルタント
【巻】 510
【頁】 27−33
【要約】 飼料イネの品種改良が進み、九州では「タチアオバ」の栽培が拡大しているが、堆肥の有効利用と結びつけるため、成型堆肥(尿全量入り肉牛ふんオガクズ堆肥を乾燥・粉砕・圧縮成型したもの)の施用試験を行った。この堆肥からの窒素は、代掻き直前に施用することで生育初期から飼料イネに吸収され、基肥の代替として利用できることがわかった。施肥量は、8kg/uとなると倒伏の傾向が強くなったが、4kg/uまでは施用量によって生育はよくなった。しかし、2kg/uでも高い収量が得られ十分と思われた。また、カリやリン酸の含有率も高くなるため、これらの施用も減らすことができる。土壌への影響であるが、カリは急激に増え、止めれば急激に減少した。以上のように成型堆肥は飼料イネ栽培に有効に利用できることがわかったが、水田を食用水稲の栽培に戻す場合には残効など配慮しなければならない。
【要約者】 清水 矩宏

[ 2008/09/19 掲載 ]


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