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リンゴわい性台使用樹(成木)の品種更新法
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[要約]
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わい性台使用樹(成木)の品種更新に際し、主幹部をせん去する高接ぎ更新法は、3〜4年の
短時間で更新前の収量まで回復し非常に効率的である。
岩手県園芸試験場・果樹部
[連絡先] 0197-68-2331
[部会名] 果樹
[専門] 栽培
[対象] りんご
[分類] 指導
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[背景・ねらい]
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リンゴのわい化栽培のおいても新品種の導入や優良系統、労働力不足等による労働配分
などから、品種構成の見直しによる品種更新の必要性が求められている。そこで、わい
性台使用樹(成木)の効率的高接ぎ更新法について検討した。
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[成果の内容・特徴]
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わい性樹(成木)の品種更新法は主幹せん去高接ぎ更新とする。
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接ぎ木部は地上から1m前後の主幹部分とし、接ぎ木用穂木は2芽で2〜4箇所接ぐ。
(図1)
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根部と地上部との急激なバランスの崩れを防ぐため1〜2本の側枝を残し、更新品種が
拡大した後せん除する。
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接ぎ木後の生育は旺盛なため高接ぎ更新実施後3〜4年程度で更新前まで収量が回復し、
収益が上廻る。
(表1、2)
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品種更新によって大幅な収益が可能である。
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[成果の活用面・留意点]
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主幹部への接ぎ木は切り口の癒合を促進するため切り口の大きさに応じて接ぎ木箇所数
を決定する。併せて、切り口からふらん病の侵入の恐れがあるため、癒合剤の塗布などで
保護する。
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高接ぎ実施時は施肥量を減らす。
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中間代品種と穂品種の太さの差が大きいので活着後の風折れには注意する。
[その他]
研究課題名:わい性既存樹の樹勢向上と経済的使用年数の延長技術
予算区分 :県単
研究期間 :平成4年度(昭和62年度〜平成4年度)
研究担当者:佐々木真人、小原繁、久米正明、藤根勝栄
発表論文等:無し