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無エルシン酸「キザキノナタネ」のドリル播栽培法


[要約]
無エルシン酸「キザキノナタネ」のドリル播きにおける播種適期は 9月上旬、 播種量は 10a当たり 250gで多収が得られる。 窒素施用量は 10a当たり基肥 8kg、抽台期追肥 4kgで最も多収である。
青森県畑作園芸試験場・栽培部,病虫肥料部
[連絡先] 0176-53-7171
[部会名] 畑作物
[専門]  栽培
[対象]  工芸作物類
[分類]  普及

[背景・ねらい]
なたねの収量向上には越冬前の生育量を十分に確保し、 越冬後の苗立ち本数を増加させることである。 「キザキノナタネ」は耐寒雪性が「カミキタナタネ」並であるが、 ドリル播きにおける播種期、 播種量及び窒素施用量の策定がなされていないことから、 それらを明らかにする必要がある。

[成果の内容・特徴]
  1. 播種期別の越冬前生育量は早播きほど大きいが、越冬株率、 苗立ち本数及び寒雪害抵抗性は 9月中の播種では差が認められない (表1)
  2. 「キザキノナタネ」のドリル播きにおける播種適期は 9月上旬で、 晩播になるに従って減収する (図1)
  3. 播種量別の子実収量は、10a当たり 250gが最多収で、 9月上旬播きで 10a当たり 662kgである (図2)
  4. 窒素の施用量は、10a当たり基肥が 8kg、抽台期の追肥が 4kgで多収が得られる (図3)

[成果の活用面・留意点]
  1. 適用地域は青森県全域とする。
  2. やむを得ず晩播き(9月下旬播き)となる場合は、 9月上旬播きの播種量より 50%増の 370g程度にする。

[その他]
研究課題名:畑作物の高品質化及び生産性向上技術の開発
予算区分 :特定研究(高収益畑作輪作)
研究期間 :平成6年(平成4〜6年)
発表論文等:なし