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組織・業務の概要(概要・沿革)
近畿中国四国農業研究センターの業務を紹介した要覧を掲載しています。
沿革
(旧:中国農業試験場) | (旧:四国農業試験場) | |||
昭和 | 7年12月 (1932) |
農林省農事試験場中国小麦試験地として、姫路市に設置 | ********** |
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21年10月 (1946) |
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農林省農事試験場四国支場として、善通寺市に設置 | ||
25年4月 (1950) |
下記の機関を統合して農林省中国四国農業試験場を設置 ・農事試験場中国支場(姫路市) ・農事試験場四国支場(善通寺市) ・畜産試験場中国支場(大田市) ・開拓研究所中国支所(鳥取県日野郡溝口町) |
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27年8月 (1952) |
栽培第二部(甘藷研究室を除く)及び土地利用部を四国農業試験場として分離、それ以外を中国農業試験場と改称 | 中国四国農業試験場を分離して四国農業試験場となり庶務課、栽培部、土地利用部を設置 | ||
35年4月 (1960) |
福山市西深津町に移転 | ********** |
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48年1月 (1973) |
東海近畿農業試験場の廃止に伴い、近畿中国11府県が管轄地域となる | ********** |
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58年12月 (1983) |
蚕糸試験場関西支場を統合し、畑地利用部(綾部市)を設置 | ********** |
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63年10月 (1988) |
地域農業試験場の組織再編により、企画連絡室及び総務部のほか地域基盤研究部、作物開発部、畑地利用部、畜産部、生産環境部の5研究部体制となる | 地域農業試験場の組織再編により、企画連絡室及び総務部のほか地域基盤研究部、作物開発部、生産環境部の3研究部体制となる | ||
平成 | 8年10月 (1996) |
農業関係試験研究体制整備に伴う組織再編により、企画連絡室及び総務部のほか総合研究部、地域基盤研究部、作物開発部、畑地利用部、畜産部の5研究部体制となる | 農業関係試験研究体制整備に伴う組織再編により、企画連絡室及び総務部のほか総合研究部、地域基盤研究部、作物開発部の3研究部体制となる | |
13年4月 (2001) |
中国農業試験場・四国農業試験場は統合して、独立行政法人農業技術研究機構近畿中国四国農業研究センターとなる | |||
15年10月 (2003) |
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構となる | |||
18年4月 (2006) |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構となる |
研究の背景
近畿、中国、四国地域は、紀伊山地、中国山地、四国山地等や平地、盆地、丘陵地、急峻傾斜地が複雑に入り組み、気候・気象的な特徴や生態的様相が地域によって大きく異なります。
また、京阪神や瀬戸内海沿岸地域には大消費圏が存在するとともに、近年では高速交通網の整備により、人や物の流れが急速に変化しつつあります。
これらの自然的、社会的条件を受けて、地域農業はそれぞれの条件を活かした多様な展開を遂げてきました。
この地域の農業は、地域消費圏及び大消費圏に近接した中山間地農業及び傾斜地農業を特徴としており、生産者や消費者の多様なニーズに応える先進的な技術開発が求められています。
このことから、地域に適した良質で機能性に富む作物品種開発や新規用途開発及び家畜の改良増殖技術、農畜産物の環境保全的生産技術、省力・軽労化技術、都市住民との共生や自然環境との調和を目指した新たな視点での技術開発等を進めています。
また、これらの個別技術を基にして、地域農業の振興を目指した総合的な技術の体系化研究を進めています。
主要研究課題
- 近畿・中国・四国地域の農業の動向予測と農業振興方策の策定及び地域資源を活用した中山間地域営農システムの開発
- 傾斜地農業地域における地域資源の利用及び農地管理・安定生産技術の開発
- 高付加価値化、軽労化等に対応した作物の開発及び高品質・安定生産技術の開発
- 傾斜地農業地域における果樹、野菜、花きの高品質・安定生産技術の開発
- 地域産業振興につながる新形質農作物及び利用技術の開発
- 都市近接性中山間地域における野菜の安定生産技術及び高品質化技術の開発
- 野草地等の地域資源を活用した優良肉用牛の低コスト生産技術の開発
- 都市近接性中山間地域における持続的農業確立のための生産環境管理技術の開発