品種詳細

野菜茶業研究所

ゆめわらべ

ゆめわらべ

白く軟らかい部分(葉鞘部)を30cmほど形成させる従来のネギ生産では、土寄せを繰り返し行う必要があり栽培期間が長期におよびますが、「ゆめわらべ」は葉鞘が短く太りが早いため、土寄せ回数が少なく、短い栽培期間で収穫することが可能です。通常のネギより持ち運び・収納に便利で、少人数家庭でも使いやすいというニーズにかなうだけでなく、辛味が少なく軟らかいため、緑の葉身部までまるごと食べられます。秋冬季だけでなく、初夏~夏の生産にも適しており、長期間の出荷が可能になるとともに、ネギ栽培の省力化、高品質化が期待されます。

主要特性

6月上旬における「ゆめわらべ」(上)と「ふゆわらべ」(下)の抽だい程度

  • 「ゆめわらべ」は、葉身部および葉鞘部が一般的なネギ品種と比べ短く、冬どり用短葉性品種「ふゆわらべ」よりもやや長くなります。
  • 葉鞘径は「ふゆわらべ」より太く、多収となります。抽だいの起こりやすい初夏の収穫でも抽だい株の発生が少なく、夏どりでも高収量が得られます。
  • 辛味の程度は収穫時期が変わっても安定して低く、緑の葉身部まで軟らかく食すことができます。
  • 全国で栽培可能で、秋冬どり、初夏どりおよび夏どりでの生産に適しています。葉鞘が短いため、土寄せ回数が一般のネギより2回ほど少なく、栽培期間も1~2か月短縮され、生産労力・コストの削減に寄与します。
  • 「ゆめわらべ」は、短葉で軟らかく辛味の少ない雄性不稔性の「MSK-TA-2」を母親、やや短葉で優れた外観特性を有する「TAM-1」を父親とするF1品種です。

栽培時期ごとの「ゆめわらべ」の収穫物特性

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
26929
(2012年4月10日)
2012年7月19日 23760
(2014年12月24日)
25年
(満了日:2039年12月24日)
交配組み合わせ 旧系統名
MSK-TA-2×TAM-1 ネギ安濃交1号