品種詳細

はれひめ

ミカン新品種候補「はれひめ」は、E-647に「宮川早生」を交雑して育成したミカンです。オレンジ様の風味があり良食味。皮むきがし易く、じょうのう膜が薄く、種子が少なく食べやすい品種です。成熟期が 12 月上旬で早熟性であり、年内販売が可能となっています。

主要特性

  • 1990 年(平成2年)に果樹試験場興津支場(現カンキツ部興津)において、E- 647に「宮川早生」を交雑して育成した系統です。1992 年(平成4年)にウンシュウミカンに高接ぎ、1995 年(平成7年)に初結実し、一次選抜しました。1996 年(平成8年)4月よりカンキツ第8回系統適応性・特性検定試験を実施し、新品種候補にふさわしいとの合意が得られました。
  • 果実は扁球形で 平均 180g 内外です。果皮は橙色、厚さ4mm 内外で、ミカンタイプとしてはやや厚いが、柔らかく、剥皮は容易となっています。果面はやや滑らかで 12 月上旬~中旬に完全着色します。浮き皮はほとんど発生しません。果肉は橙色で比較的柔らかく、果汁量はやや多いのが特徴です。じょうのう膜は比較的薄く柔らかいので食べやすいです。果汁の糖度は10% 内外で比較的低いですが、減酸が早く、オレンジ様の風味があり食味は良好です。成熟期は 12 月上旬で、普通温州程度に早熟であり、年内の収穫、出荷が可能です。葯が退化し、花粉が無いので他品種の花粉がかからなければ無核となります。
  • 樹勢は中庸で、樹姿は直立性と開張性の中間です。枝梢は太く、短く、密生します。とげが多いが短くなってきており、樹勢が落ち着けば発 生しなくなると考えられます。結実性は良好です。そうか病にはかなり強いですが、かいよう病に対してはやや罹病性となっています。カンキツトリステザウイルスによるス テムピッティングの発生は軽度です。

 

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間
13718
(2001年8月10日)
2002年2月13日 12069
(2004年6月 4日)
25年
(満了日:2029年6月 4日)
交配組み合わせ 旧系統名
E-647(清見×オセオラ)×宮川早生 カンキツ興津54号

栽培適地

    • 果実は風味が良く、食べやすいが、果汁の糖度が比較的低く、食味が淡白になりやすいので、カンキツ栽培地帯の中で、秋季に降雨が少ない地域での栽培 に適します。水田転換園のような土壌水分が多くなりやすい所での栽培は避けてください。夏秋季に土壌水分をコントロールし、樹体に水分ストレスがかかるような条件で の栽培が望ましいです。

    • 農林認定品種

    • 登録番号 :みかん農林14号
      登録年月日:2001年10月9日

    • 育成担当者

      吉田俊雄、根角博久、吉岡照高、野々村睦子、伊藤祐司、村瀬昭治、瀧下文孝

法人番号 7050005005207