農研機構が出願した特許と関係の深い品種例

農研機構育成品種のうち、特許と関連の深いものをご紹介します。これらの品種を産業利用する場合、特許の許諾も必要となる場合がありますので、ご注意ください。

品種の名称 発明の名称 特許(出願)番号 特許の概要
かんしょ各品種 蒸切干し甘藷の製造方法 特許3066492

【課題】

本発明は、蒸切干し甘藷に要求される肉色、肉質、食味の全てを具備した均質で良質な製品を提供することを目的とする。

【解決手段】

本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、蒸切干し甘藷の乾燥工程において温度の管理環境を制御することによっ て、均質で良質な製品を得ることに成功し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、甘藷を蒸した後、温度の異なる2種の乾燥空気にて交互に乾燥す ることを特徴とする蒸切干し甘藷の製造方法である。本発明はまた、甘藷を蒸した後、加熱した乾燥空気にて連続乾燥することを特徴とする蒸切干し甘藷の製造 方法である。

かんしょ「アヤムラ サキ」、「パープルスイートロード」、「ムラサキマサリ」、「アケムラサキ」、「九州137号」 紫いもの加工方法 特許3671228

【課題】

紫いもの加工を行った場合にも、変色を抑制することができる加工方法を提供する。

【解決手段】

紫いもに含まれる澱粉の湖化温度近傍で、紫いもをアスコルビン酸処理液に浸漬処理する前処理行程を行った後、前処理行程を経た紫いもを、蒸煮する蒸煮工程を行い、その蒸煮された紫いもを乾燥する乾燥工程を行う。

かんしょ「クイックスイート」 低温で糊化するサツマイモデンプンおよびそのデンプンを塊根中に含むサツマイモの作出方法 特許3366939

【目的】

サツマイモデンプンの糊化ピーク温度及び粘度上昇開始温度を特定することにより、既存のサツマイモデンプンより低い温度で糊化することを可能にする

【構成】

糊化ピーク温度が38~51°C及び/または粘度上昇開始温度が45~58°Cである サツマイモデンプンである。このサツマイモデンプンは、デンプンのヨウ素呈色液の680nmにおける吸光度から求めたアミロース含量は、既存のサツマイモ デンプンと同程度のアミロース含量を示す。また高性能アニオン交換クロマトグラフィーを用いてサツマイモデンプンのアミノペクチンの側鎖長分布を調査した 際、そのアミノペクチンはグルコースの重合度が6~10の短かい側鎖が多い構造変更を示す。このようなサツマイモは、ベニアズマと九州30号との交雑によ る後代植物の中から、塊根デンプンの粘度上昇の低い植物固体を選抜することにより作出することができる。

小麦「北海259号」
小麦「北海260号」
小麦「ゆめちから」
リミックスストレート法冷凍生地製パン法 特許3089281

【目的】

特定の冷凍耐性イ-ストを用い、ストレ-ト法と同様に発酵した生地の全量をミキサ-に戻して再度ミキシングするリミツクスストレ-ト法で製パンすることにより、冷凍生地で従来法に比べ品質良好なパン類を製 造する。

【構成】

冷凍なしの生地の発酵力に対する冷凍解凍後の発酵力の割合が、通常のイ-ストに比べて高い冷凍耐性イ-ストを用い、ストレ-ト法と 同様に発酵した生地の全量をミキサ-に戻して再度ミキシングするリミツクスストレ-ト法で製パンする。この際、製パンの原料の粉が10%以上の、ピン型の ミキサ-で通常の強力粉の1.2倍以上、好ましくは、1.5倍以上のミキシング時間を示す超強力粉含有粉を含有する超強力粉含有粉であることが好ましい。

くり「ぽろたん」 良渋皮剥皮系ニホングリ品種の渋皮剥皮法 特許4925038

【課題】

良渋皮剥皮系ニホングリ品種の渋皮を、簡便に、且つ短時間で剥皮することを可能とする方法を提供することを目的とする。

【解決手段】

良渋皮剥皮系ニホングリ品種をマイクロ波照射処理又は加熱処理に供する。

上に上げた農研機構育成品種例以外にも特許と関連がある品種がありますのでご注意下さい。

特許の詳しい内容については特許電子図書館のホームページ(http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl)でご覧いただけます。

法人番号 7050005005207