育成系統詳細

関東皮92号

特性の概要

「関東皮92号」は並性で粳性の六条皮麦系統で、以下の特徴がある。

  • 秋播性程度IVの中生種で、出穂期はカシマムギより6日程度、成熟期で4日程度遅く、シュンライより出穂期で2日程度早く、成熟期は1日早い。
  • オオムギ縞萎縮病ウイルスI・II・III・IV型に抵抗性である。
  • うどんこ病抵抗性はカシマムギよりもやや弱く、中である。
  • 開花受粉性であり、赤かび病抵抗性はカシマムギと同程度のやや弱である。
  • 穂発芽性はカシマムギよりもやや弱く、難である。
  • シュンライ並の長稈であるが、強稈で耐倒伏性は強く、中折れしにくい。
  • 穂長はシュンライよりもやや長く、多収である。
  • 千粒重はカシマムギと同程度でシュンライよりやや小さく、容積重はカシマムギよりもやや小さいが、シュンライよりはやや大きい。
  • シュンライと比べて搗精時間は短く、砕粒率は同定度に少ない。
  • 破砕澱粉粒変異遺伝子(fra)を持つため、ほぼ完全な粉状質で高白度であり、精麦の外観が優れる。黒ボク土壌の畑においても硝子質粒の発生がほとんどなく、白度が高い。
  • 蛋白質含量はカシマムギと同程度であり、カシマムギやすずかぜと同程度の麦茶加工適性を有する。
栽培適地 育成系統年 用途 主要特性
関東、東海の平坦地及び 東北南部の一部平坦地 2009年1月 1日 主に精麦用 並性、播性IV、縞萎縮病強、多収、完全粉状質・高白度

特許の利用方法

法人番号 7050005005207