食品の栄養・健康機能性利用技術及び次世代加工・流通技術の開発

世代別個人の健康寿命延伸のため、農産物や日本食の生活習慣病予防効果などの栄養・健康機能性に関する科学的知見の集積、農産物中の機能性成分の作用メカニズムや動態解明、次世代機能性の評価及び機能性を有する農産物・食品の開発を行う。また、「機能性表示食品制度」への関心の高まり等を踏まえ、農林水産物・食品の評価情報データベースの拡充を行う。国民の食生活の質の向上や地域ブランド農産物等の競争力強化のため、食農ビジネス構築のためのマーケティング手法を開発し、新たな感覚機能評価手法を確立して、高品質で栄養・健康機能性や嗜好性に優れた、地域の特色ある農産物・食品開発へ応用する。国産農産物の高付加価値化と利用率の向上のため、発酵食品生産技術の高度化を行うとともに、先導的な微生物・酵素・生体機能の利用技術及び工学的手法を活用した先端加工技術を開発する。国産農産物・食品の需要拡大と輸出促進を図るため、国際標準等の情報収集に基づく栽培方法の整理及び加工・評価技術の開発と体系化を行うとともに、通年供給可能な高品質保蔵技術などを開発する。また、6次産業化と農産物の輸出に資する長距離輸送・長期貯蔵システムを開発する。新たな農産物・食品の開発過程では品質の科学的評価や効率的制御が必要となるため、ヒトを含む情報計測手法に基づいた基盤的及び総合的評価技術を開発する。さらに、民間関連企業等と食農ビジネスの推進・普及のためのノウハウを共有する等、連携を強化するとともに、得られた研究成果の速やかな普及を図り、6次産業化、輸出の促進、食品産業の発展に貢献する。

研究成果情報

2016年 食品研究部門
小麦ふすまにはオリザノール様成分が米ぬかに匹敵する高い濃度で含まれている
2016年 食品研究部門
室間変動を考慮した味覚センサ装置によるリーフ緑茶の味強度評価の新尺度
2016年 食品研究部門
エリアンサス茎葉のアルカリ前処理・糖化後固形残渣から効率的にリグニンを回収
2016年 食品研究部門
凍結・解凍処理に伴う細胞構造変化を利用した青果物の迅速乾燥技術の開発
2016年 食品研究部門
青く変色しやすいダイコン品種の判別法と青色色素前駆物質の解明
2016年 食品研究部門
糖1リン酸生成を基盤としたオリゴ糖製造プラットフォームの構築
2016年 食品研究部門
活性炭添加による改良寒天培地を利用したカビ毒産生菌の検出効率向上
2016年 食品研究部門
前後鼻腔経路嗅覚ディスプレイを用いた嗅覚-味覚促進の観測
2016年 食品研究部門
咀嚼筋筋電図を用いた米飯のテクスチャー解析法
2016年 食品研究部門
乳酸菌H61株によるマウス聴力老化の抑制
2016年 食品研究部門
調理加工は大豆食品の脂質代謝改善作用を変化させる
2016年 食品研究部門
新規ケルセチン代謝性腸内細菌の分離とケルセチン分解抑制成分の発見
2016年 畜産研究部門
皮膚機能を改善するLactobacillus curvatus FBA2の完全長ゲノム配列
2016年 畜産研究部門
ラクトフェリンは角化細胞の分化とバリア機能形成を促進する
2016年 畜産研究部門
精神的ストレスはモデルマウスの腸管エコシステムを撹乱する
2016年 果樹茶業研究部門
リンゴ高分子プロシアニジンによるマウス腸内細菌叢の変化と体重増加抑制
2016年 西日本農業研究センター
シソ科植物に含まれるロスマリン酸は筋細胞のエネルギー消費を促進する
法人番号 7050005005207