研究活動報告詳細

日本マイコトキシン学会学術奨励賞を受賞しました。

情報公開日:2015年2月18日 (水曜日)

受賞者

中川博之
食品安全研究領域 主任研究員(化学ハザードユニット)

受賞対象

「カビ毒配糖体(マスクドマイコトキシン)の検出に関する研究」

受賞日

平成27年2月13日

研究の概要

マスクドマイコトキシン(masked mycotoxin)とは、植物体内における代謝等によって糖が付加(主にグルコース付加)したカビ毒の総称である。マスクドマイコトキシンは生体内に取り込まれると腸内細菌等によって加水分解されて元のカビ毒を遊離することから、食品安全保持の観点からも注目されている。受賞者は、高分解能質量分析装置(LC-MS)を使用し、予想される構造の組成式から算出される分子イオンの精密質量を指標として新規マスクドマイコトキシンの探索を行った。その結果、麦やトウモロコシの汚染カビ毒として知られるトリコテセンカビ毒由来のグルコシドを複数発見した。これらの知見はカビ毒の潜在ハザードの存在を世界に先駆けて明らかにしたものであり、受賞となった。

受賞写真

 

法人番号 7050005005207