研究活動報告詳細

日本育種学会賞を受賞

情報公開日:2019年4月 5日 (金曜日)

日時

平成31年3月16日 (土曜日)

場所

千葉大学 西千葉キャンパス (日本育種学会大会第135回講演会ならびに第69回総会)

内容

受賞業績名

苦味の無いダッタンソバ品種「満天きらり」の育成

受賞者

北海道農業研究センター ダッタンソバ品種「満天きらり」育成グループ
(代表 : 鈴木 達郎1、森下 敏和2、六笠 裕治3、瀧川 重信4、野田 高弘4、横田 聡4、石黒 浩二4)
1 農研機構九州沖縄農業研究センター、2 農研機構次世代作物開発研究センター、3 故人、4 農研機構北海道農業研究センター

北農研ダッタンソバ品種「満天きらり」育成グループは、2018年度日本育種学会賞を受賞しました。

ダッタンソバは、ポリフェノールの一種ルチンを多く含む機能性食品として期待されています。従来のダッタンソバ品種は、水を加えるとルチンの大部分が分解し、強烈な苦みが生じることから、普及が進みませんでした。
育成グループは、苦みの無い品種開発を目指し、平成18年から開発をスタートさせました。世界各地から収集した約500種類のダッタンソバ遺伝資源等の中から苦みの元となるルチノシダーゼをほとんど含まない種子を発見し、交配・選抜や品質評価、現地試験、工場での実証試験等を経て、苦みの無いダッタンソバ品種「満天きらり」を平成23年に育成することができました。
育成後は、品種の普及活動を行いつつ、産地や食品加工企業等と連携し社会実装を進めてきました。その結果、オホーツク沿海北部の耕作放棄地解消や6次産業化の製品開発など地域に競争力のある新産業を築き、雇用創出と地域経済の活性に貢献したことが高く評価され、栄えある学会賞に輝きました。

受賞講演会会場の様子
受賞講演 鈴木 達郎 氏 受賞講演 森下 敏和 氏
授賞式 代表 鈴木 達郎 氏
(左) 森下 敏和 氏 (右) 鈴木 達郎 氏 (左) 石黒 浩二 氏 (右) 鈴木 達郎 氏
(中央) 森下 敏和 氏
賞状写真