研究活動報告

札幌市立羊丘中学校職場体験学習を実施

情報公開日:2019年12月 5日 (木曜日)

日時

令和元年11月14日(木曜日) 9時30分~15時00分

場所

北海道農業研究センター ミーティングルームおよび各実験室

内容

札幌市立羊丘中学校の2年生10名が職場体験学習のため北農研に来所されました。

はじめに、生徒の皆さんに農研機構と北農研の概要を紹介し、当機構の役割・成果のほか農業研究とはどのようなものかを知っていただきました。

午前の部では、乳牛飼養グループの研究者が、まず牛乳生産の流れや飼料による乳成分の違いを説明しました。続いての体験では、夏季・秋季・放牧終了後の3種のバルク乳(搾乳し冷蔵用タンク(バルククーラー)で保冷した牛乳)について、色調と香りを確認し、ミルコスキャン(乳脂肪分などを測定する機械)を使って乳脂肪分の分析を行いました。このように、搾乳時期によって飼料作物の成分に違いがあることで乳脂肪分にも差が出ることを体験していただきました。

午後の部では、土壌管理グループの研究者が、作物の根に共生する微生物(菌根菌(※))について説明しました。その後、生徒さんには実際にダイズの菌根菌を顕微鏡を使って観察し、共生率を調べてもらいました。この体験を通して、菌根菌の共生とダイズ生育との関係を知ってもらい、作物栽培において菌根菌が担っている大切な役割を理解いただきました。

北農研は、酪農および土壌に関する研究体験を通して、生徒さんたちに将来の職業を考えてもらう機会を提供することができました。

※菌根菌 : 植物と協力し合いながら生きる微生物(カビ)の仲間で、リン酸などの養分や水を土壌から吸収し、共生する植物へ運びます。菌根菌と共生する作物を植えた後のダイズ栽培では、リン酸肥料を約3割削減できる効果があることが分かっています。


概要紹介


乳生産の流れ等の説明


牛乳の分析体験


菌根菌の説明


菌根菌観察体験