研究活動報告詳細

成果宅配便『周年放牧肥育技術』を熊本県菊池市で開催しました

情報公開日:2017年1月13日 (金曜日)

“研究成果を現場へお届け ~成果宅配便『周年放牧肥育技術』~”を熊本県菊池市で開催しました

実施日時:平成28年12月6日(火曜日)15時00分~17時00分
実施場所:菊池ミートガーデン ママトコ(熊本県菊池市七城町蘇崎1310-3)

  平成28年12月6日(火曜日)、菊池市七城町の「菊池ミートガーデン ママトコ」にて成果宅配便を開催しました。成果宅配便は研究者自らが成果を直接、現場にお届けする農研機構 九州沖縄農業研究センター(以下、九沖農研)の普及活動です。『周年放牧肥育技術』の成果宅配便では、九州沖縄の各地で地域に応じた放牧赤身牛肉の生産が広がるように積極的な成果の発信を行っています。
  今回は、周年放牧肥育技術の特徴を紹介するとともに、枝肉熟成を行った周年放牧肥育牛肉の試食を行い意見交換を行いました。

成果宅配便の開催会場菊池ミートガーデン ママトコ
成果宅配便の開催会場
“菊池ミートガーデン ママトコ”

開催会場入り口
開催会場の入り口

 

  成果宅配便はオーガニックカフェ・レストラン「菊池ママトコキッチン」の協力で、厨房などを使わせていただきながら行いました。調理は、赤身牛肉の特性を熟知しており、普及促進でも尽力されているANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ・レストランサンシェロの臼杵シェフが行いました。参加者は、「菊池ママトコキッチン」の会員、畜産関係者、飲食業や大学関係者など40名弱でした。

  最初に九沖農研の中村主任研究員が、夏も冬も暖かい九州・沖縄地域は周年放牧に適していること、放牧で健康に育った牛からは良質な赤身牛肉が生産されることなど、技術の特徴を参加者に説明しました。今回は、株式会社共同の協力を得て事前に枝肉熟成処理を行い、熟成された周年放牧肥育牛肉の試食も行うことから、「熟成」についての説明も行いました。適度な熟成は肉質を改善することができますが、その程度は熟成方法や期間、さらには牛肉の部位などでも異なることが紹介されました。
  また、農研機構 食農ビジネス推進センターの後藤上級研究員が放牧牛肉についてWEB調査を行った結果を説明しました。牛肉の種類や熟成方法の認知度などは生産者や流通関係者には特に参考になったと思います。

食農ビジネス推進センターの後藤上席研究員
食農ビジネス推進センターの
後藤上級研究員

会場の様子
会場の様子

 

  次に、周年放牧肥育牛肉を用いて臼杵シェフが調理した「肉モモ肉の厚切りステーキ 和風おろしソース」、「ハンガリー風スープ」「小蕪のポルぺット詰め ビゼリーニのソース」の試食を行いました。臼杵シェフからは「赤身牛肉は焼きすぎると水分が少なくなりパサパサすることがあるので焼き方に注意が必要」など、赤身牛肉を美味しく料理するコツについて説明がありました。
  その後の意見交換では、参加者から「放牧肥育に取り組んでみたい」、「熟成された赤身牛肉の美味しさを体験できた」、「焼き方のコツを初めて知った」、「放牧牛の生産コストを明らかにしていく必要がある」、「赤身牛肉の潜在的な需要はかなりあるのでは?」といった意見が出されました。放牧牛肉と熟成の組み合わせについては、今後の展開が期待されます。

レストランサンシェロの臼杵シェフ
レストランサンシェロの臼杵シェフ

肉モモ肉の厚切りステーキ 和風おろしソース
肉モモ肉の厚切りステーキ 和風おろしソース

ハンガリー風スープ
ハンガリー風スープ

小蕪のポルぺット詰め ビゼリーニのソース
小蕪のポルぺット詰め ビゼリーニのソース

法人番号 7050005005207