研究活動報告詳細

平成28年度関東地域マッチングフォーラムを開催しました

情報公開日:2017年2月13日 (月曜日)

日時

平成28年11月30日(水曜日) 11時00分~17時30分

場所

JA共済埼玉ビル(埼玉県さいたま市大宮区土手町1-2)

主催/後援

農林水産省大臣官房政策課技術政策室・農研機構中央農業研究センター / 全国農業協同組合連合会

参加者数

163名

開催概要

農業現場のニーズを踏まえた農業研究の推進と成果の実用化、農業現場等への迅速な技術普及を促進して地域農業の振興を図るため、農業者、農業者団体、行政関係者、普及関係者、試験研究機関関係者並びに民間企業等が双方向の意見・情報交換を行う関東地域マッチングフォーラムを開催しました。
今年度は、「土壌蓄積養分と地域資源の利用による施肥コスト削減」をテーマとし、新たな土壌診断技術や土壌診断に基づく減肥基準について4題、有機資源を活用した新肥料の開発・利用について2題の講演を行い、その後、講演者をパネラーとして、パネルディスカッションを実施しました。また、講演会の前後に技術相談会を開催し、計10題のパネル展示、実物展示、実演・体験などの多彩な視覚要素を取り入れた展示の他、最新情報を含むパンフレット配布等を行いました。参加者が150名を超え、会場は終始活発な意見や情報交換の場となりました。

この場を借りて、ご参加の皆様並びにご後援いただきました団体の方々に厚く御礼申し上げます。

主な内容

  • ア)講演
  • 開催趣旨の説明
  • 農研機構 中央農業研究センター 土壌肥料研究領域長 加藤 直人
  • 1) 畑・水田の可給態窒素の迅速評価
    • 農研機構 中央農業研究センター 土壌診断グループ長 高橋 茂
  • 2)茨城県での秋冬レタスの診断施肥
    • 茨城県農業総合センター 専門技術指導員 藤田 裕
  • 3)群馬県における施設キュウリのリン酸・カリ減肥
    • 群馬県農業技術センター 環境部 土壌保全係 染矢 和子
  • 4)コマツナ・ホウレンソウでのリン酸減肥
    • 岐阜県農業技術センター 土壌化学部 主任研究員 和田 巽
  • 5)混合堆肥複合肥料の開発
    • 朝日工業株式会社 農業資材本部開発部長 浅野 智孝
  • 6)ブロイラー鶏ふん堆肥を原料とする肥料開発と普及状況
    • 岩手県中央農業改良普及センター 県域普及グループ 上席農業普及員 髙橋 正樹
  • イ)パネルディスカッション(司会:加藤 直人)
  • ウ)実物・パネル展示、技術相談会
    • •混合堆肥複合肥料の展示(朝日工業 (株))
    • •高窒素鶏ふん肥料の展示(岩手県中央農業改良普及センター)
    • •食品残渣堆肥を原料とする肥料の開発と利用(埼玉県農業技術研究センター)
    • •土壌肥沃度の簡易評価に応用できる簡易分析キット等の実演・展示 ((株) 共立理化学研究所)
    • •土壌養分検定器等の展示(富士平工業 (株))
    • •スイートコーン・葉菜類でのリン酸減肥についてのパネル展示 (山梨県総合農業技術センター)
    • •畑・水田土壌可給態窒素評価法についてのパネル展示 (農研機構中央農業研究センター)
    • •土壌蓄積リン・カリ評価法の実演等(同上)
    • •土壌診断に基づく水稲作でのリン酸減肥についてのパネル展示(同上)
    • •リモートセンシングによる圃場乾湿特性分布と地力ムラの把握についての パネル展示(同上)

 

 

講演風景 パネルディスカッション 展示 技術相談 土壌診断の実演