研究活動報告詳細

平成30年度(第14回)若手農林水産研究者表彰受賞報告

情報公開日:2018年12月 3日 (月曜日)

平成30年11月21日(水曜日)に平成30年度(第14回)若手農林水産研究者表彰の表彰式が行われ、 農研機構からは九州沖縄農業研究センターの境垣内岳雄氏、生物機能利用研究部門の坪田拓也氏、 野菜花き研究部門の八木雅史氏の3名が受賞しました。

受賞業績及び所属の概要は以下の通りです。


左から、境垣内岳雄氏、坪田拓也氏、八木雅史氏

農研機構九州沖縄農業研究センター

畑作研究領域 サツマイモ育種グループ
境垣内 岳雄 主任研究員

野生種を活用した極多収サトウキビ品種の育成と普及

南西諸島での飼料増産に向けて、製糖用品種とサトウキビ野生種との交雑により、高い収量性と耐病性を合わせ持つ飼料用サトウキビ3品種を育成しました。更に、年2回収穫という新発想で、多収かつ収穫作業性の高い栽培体系を構築し、育成品種の普及に繋げました。
なお、飼料用サトウキビは、製糖用サトウキビの育種素材としても活用されています。

農研機構生物機能利用研究部門

新産業開拓研究領域 カイコ機能改変技術開発ユニット
坪田 拓也 主任研究員

「遺伝子組換えカイコの作出および産業利用の高度化」

カイコの産業利用をさらに拡大するため、遺伝子組換えカイコ作出技術の高度化に取り組み、新規プロモーターの特定による組換えカイコの簡便な判別および高効率での遺伝子挿入を可能とする技術を開発しました。
また、カイコ絹糸腺での遺伝子発現制御機構を明らかにし、組換えカイコによる有用物質生産の効率化に貢献しました。

農研機構野菜花き研究部門

花き遺伝育種研究領域 ゲノム遺伝育種ユニット
八木 雅史 上級研究員

「花きにおけるゲノム育種基盤の構築とその利用」

カーネーションにおいて多数のDNAマーカーを配置した遺伝子地図および全ゲノム情報を整備し、DNAマーカーを利用した萎凋細菌病抵抗性品種「花恋ルージュ」を育成しました。
更に、これらのゲノム解析技術をアジサイなどの花きに展開しており、今後は、日持ち性、早晩性、その他病害抵抗性等の新たな特性を有する品種の開発が期待されます。