研究活動報告詳細

受賞 日本包装学会 奨励賞および論文賞の同時受賞

情報公開日:2016年7月13日 (水曜日)

受賞者

奨励賞

北澤裕明 食品加工流通研究領域 主任研究員(食品流通システムユニット)

論文賞

北澤裕明
斎藤勝彦(神戸大学大学院 海事科学研究科 輸送包装研究室 教授)
石川豊(元・農研機構食品総合研究所 業務推進室長、現・農林水産省 農林水産技術会議事務局 研究開発官(基礎・基盤、環境)室 研究調整官)

受賞対象

日本包装学会奨励賞

「繰り返し衝撃による青果物の蓄積疲労損傷評価に関する研究」

日本包装学会論文賞

「Method for Controlling Damage to Products Subjected to Cumulative Fatigue Considering Damage Degree at Each Layer in Stacked Packaging(多段積み包装における段ごとの損傷度を考慮した蓄積疲労により損傷する物品の損傷制御方法の提案)」

Hiroaki Kitazawa, Katsuhiko Saito and Yutaka Ishikawa.
Journal of Packaging Science and Technology, Japan 24(2): 69-78. 2015.

受賞日

平成28年7月8日

研究の概要

青果物の輸送衝撃による損傷を評価する際には、衝撃パルスにおける最大加速度および速度変化、ならびに衝撃繰り返し回数について考慮しなければなりません。これまでに、それらの3要因を全て考慮可能な損傷評価理論はなく、青果物の衝撃対策は充分とはいえませんでした。
対象研究では、イチゴ果実を用いた実証試験を通して、3要因を考慮可能な新規の損傷評価理論を構築しました。さらに、この理論を踏まえた上で3要因を制御可能な緩衝包装方法を提案しました。
農産物の輸出など長距離輸送時における損傷防止対策への応用が期待できます。
なお、奨励賞および論文賞の同時受賞は、同学会創立以来、初の快挙となります。

※対象研究は、農林水産省 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業「国産果実の輸出促進に向けた低コスト生産・流通システムの開発(課題番号:1913)」(2007年~2010年)、文部科学省/日本学術振興会 科学研究費補助金若手研究(B)「損傷限界曲線を応用した新たな緩衝包装設計理論の構築と青果物輸送包装の最適化(課題番号:21780236)」(2009年~2012年)、および農林水産省 食料生産地域再生のための先端技術展開事業「被災地における農産物加工技術の実証研究」(2012年~現在)の各事業より資金提供を受けて実施してきたものです。ここに記して厚く御礼申し上げます。


表彰式


奨励賞記念講演

法人番号 7050005005207