研究活動報告詳細

2014年度食創会第19回安藤百福賞において、優秀賞を受賞しました。

情報公開日:2015年1月 9日 (金曜日)

受賞者

植村 邦彦(うえむら くにひこ)

(独)農業・食品産業技術総合研究機構
食品総合研究所 食品工学研究領域
先端加工技術ユニット
上席研究員

受賞対象

「交流高電界殺菌技術の実用化」

受賞日

平成26年12月24日

概要

受賞者は、高品質殺菌法として、電気を使って液体食品を殺菌する技術を開発し、装置メーカー、飲料メーカーと 共同でレモン果汁の殺菌装置の実用化に成功した。交流高電界殺菌法と呼ぶこの技術は、1センチ以下の電極の間に液体食品を連続的に流し、1000ボルト程 度の高い電圧をかけ微生物を殺菌するもので、食品中を電気が流れることによる発熱と高電界が微生物に物理的な損傷を与える相乗効果で、従来の加熱処理より も短時間で多くの微生物の殺菌が可能となる。レモン果汁の場合には、従来法に比べ、熱による変色を1/5、加熱臭の発生を1/4、ビタミンCの減少を1 /10に抑えるなど、殺菌時の品質劣化を低減することができる。他の液体食品の殺菌への応用も可能で、今後はさらに酵素の失活方法としての利用など幅広い 範囲での応用が期待される。

百福賞受賞集合写真

食創会~新しい食品の創造・開発を奨める会~は、平成27年3月10日、東京・千代田区のホテルニューオータニで2014年度(第19回)安藤百福賞の表彰式を行いました。

法人番号 7050005005207