研究活動報告詳細

「令和元年度 日本応用糖質科学会 学会賞」を受賞しました

情報公開日:2019年9月19日 (木曜日)

受賞

「令和元年度 日本応用糖質科学会 学会賞」

受賞者

食品研究部門 食品生物機能開発研究領域 徳安 健 ユニット長(生物資源変換ユニット)

受賞対象

「糖質資源の高度利用のためのバイオプロセス構築に関する研究開発」

受賞日

2019年9月12日

研究の概要

多糖バイオマスの酵素変換による高付加価値化に関する研究業績に対して、日本応用糖質科学会より、令和元年度の学会賞を授与されました。特に、植物繊維質多糖及びキチン質を対象とした要素変換技術の開発及び変換プロセスの構築に関して、国内外へ数多くの重要な成果を発信していることが認められました。

植物繊維質多糖の変換プロセス構築に関しては、21世紀初頭の地球温暖化対策及び地域活性化を主目的とした国産バイオ燃料製造への期待が高まった時期に、農林水産省委託プロジェクトにおいて、草本系原料からの燃料用エタノール製造プロセスの構築を主導しました。その結果、多様な国産原料に対応した4つの簡素な変換プロセス:DiSC法(稲わら稈部の直接酵素糖化法)、CaCCO法(炭酸ガスによるカルシウム捕捉法(稲わら、資源作物等))、LTA法(低温アルカリ処理法(サトウキビバガス等))及びCARV法(粘度低下後変換法(バレイショ、カンショ及びテンサイ))の開発に成功し、現在も本分野の発展に尽力し続けています。
また、カニ殻等から得られるキチン質(キチン及びキトサン)の酵素変換技術開発に関しては、その側鎖を脱アセチル化して遊離アミノ基を生成させる「キチン脱アセチル化酵素」に注目し、糸状菌由来の酵素の特性解析を足掛かりとした先導的研究を実施することで、キチン質の高付加価値化技術の提案に繋げました。


受賞記念額


徳安 健 ユニット長