研究活動報告

「日本食品保蔵科学会 学会賞」を受賞しました

情報公開日:2020年9月 8日 (火曜日)

受賞

日本食品保蔵科学会 学会賞

受賞対象

収穫後の青果物における品質変化ならびにその制御に関する生化学的・分子生物学的研究

受賞者

食品研究部門 食品加工流通研究領域 食品流通システムユニット ユニット長 永田雅靖

受賞日

2020年6月20日

賞の概要

青果物流通の現場で問題となっていた現象のメカニズムを生化学的・分子生物学的手法により明らかにするとともに、その制御法に関する研究業績に対して、日本食品保蔵科学会より、2020年度の学会賞が授与されました。

  • カラーピーマン果実の光照射追熟法を開発しました。その過程で、成熟の始まった果実に光照射することによって、カロテノイド代謝が活性化される生理機構を明らかにしました。この成果は、輸入が約9割を占めるカラーピーマンの国産化率の向上のために生産現場で利用されています。
  • ダイコン青変症(せいへんしょう)の原因物質が4-hydroxyglucobrassicinであることを解明しました。また、ダイコンの切片に過酸化水素水を塗布することにより、原因物質を簡便に検出できる方法を開発し、青変症になりにくいダイコン品種の育成や、栽培条件、流通条件の改良につながる成果を得ました。
  • カットキャベツにおいて、辛味物質であるallyl isothiocyanateが、エチレン生成や褐変を抑制する機構を解明しました。さらに、青果物の遺伝子発現を利用した鮮度の客観的評価法の基盤となる研究成果を得ました。